「基本構想はゼロベースで作る」酒井区長 - 2018/7/3中野区区議会一般質問3日目前半

2018年7月3日、酒井直人中野区長は区議会本会議で、新たな『基本構想』について「区民と意見交換を重ねゼロベースで作る」と言明しました。
立憲民主区議団森たかゆき氏の一般質問への答弁。

 

先月の区長選で現職を破って初当選した酒井氏は、6月27日の所信表明で、高齢化や多様な価値観などの情勢変化に伴い新たな基本構想を制定すると表明。
2005年の制定以降2回の改定は広範な区民の議論を経ていないとしていました。

 

森氏が区民参加の仕組みを機能させるため『中野区自治基本条例』を改正する必要性をただしたのに対しては、「必要かどうかを含め検討する」と述べるにとどめました。

 

酒井氏はまた予算編成の過程の公開は「必要」との認識を示しました。方法は他区の例を参考に検討するそうです。

 

公明党区議団の久保りか氏の質問を受け、酒井氏は区のたばこポイ捨て禁止条例の見直し検討を示唆しました。

 

自民党区議団の北原ともあき氏は、酒井氏の『平和の森公園』再整備計画見直し方針に反発。
北原氏は再整備計画は意見交換会パブリックコメントで区民の意見を聞いて策定されたと主張、見直しによって工事や開園が遅れないよう求めました。

 

これに対し酒井氏は、陸上トラックやバーベキュー場などに関し区民から必要性に疑問が呈されたのを受け見直すとし、工事や開園の遅れは「できるだけ発生しないようにする」と述べました。

 

自民党の加藤たくま氏は酒井氏の就任により「新しい風が区政の前進に寄与することに期待」を表明。
一方で区民との対話を掲げる酒井氏に「区議会の対話の能力が不足していると言われているのだろうか」と不満を表わしました。

 

加藤氏は中野サンプラザを含むJR中野駅北口エリアの再整備事業の検証委員会に区長の積極的な関与を求め、酒井氏は、委員会の人数は30人程度、自ら議論に参加し説明するとしました。( r )

 

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【非公式】中野区市民インフォメーション管理人( r )は2018年7月3日、中野区議会一般質問3日目の前半部分を傍聴しました。
後半は所用につき離脱。

 

中野区議会って代表質問がないんですけど、一般質問をする区議は「会派を代表して質問します」って前置きしてるので、一般質問が代表質問を兼ねてるんでしょうね。

 

酒井区長の答弁は巧みで、相手の土俵にいちいち乗らず要点だけ答え、聞かれたことに結構答えてなかったりする。
区議は持ち時間の限り何度も重ねて質問できるんだから、聞きたいことがあるなら答えが得られるまであくまでも食い下がればいいのに。


酒井さんの有能さに、「こういう人は敵に回したくない」とか思いましたよ……。

 

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この扉の向こうに本会議場傍聴席が……キラーン✨(撮影( r ))