平和の森公園再整備を語る会(第1回)は大荒れでした

[背景説明]

東京都中野区新井にある平和の森公園。
田中前区長時代に始められた、大量の木が切られる改修工事が進行しています。

2018年6月、その田中氏を破り「区民との対話」を掲げた酒井直人氏が当選、中野区長に就任しました。
熱狂的に歓迎された3カ月 が過ぎ、9/18「中野サンプラザ解体」を発表 し区民を驚かせたのは記憶に新しいところです。

 

[酒井区長久々の登場]

2018/10/8「平和の森公園再整備を語る会」が中野区役所で開かれました。
2期に分けられた工事のうち、1期工事はもうすぐ終わり、すでに多数の木が切られてしまいました 。

この会合は、今秋に着工予定だった2期工事について区民の意見を聞くために開催(参考 )。
全2回で、第1回の今回は、酒井区長にとってはサンプラザ解体発表後初めての区民との対話集会でした。

 

酒井区長「こんにちはー。よろしくお願いしまーす」パチパチ(拍手)
酒井区長「平和の森公園第1期がもう終わってしまいまして、第2工区はストップしています。工事の内容を詳しく説明して様々な意見をいただいて最終的により良い公園の整備の方向性を考えたい。今日は皆様の色んな意見をお聞かせいただければ。必ずしも区が出しているこのパターンでとは考えていません。遠慮なく言ってもらえばそれを踏まえた上で検討します」
という感じで始まりました。

 

[飛び交う怒号]

続いて都市基盤部公園担当の細野副参事が、区が公表した平和の森再整備計画5案 を説明。これは8/30の区議会建設委員会で最初に説明したものです。
(そういえば、この時の建設委員会の議事録が10/8現在公表されてないんですけど、まだですか) (10/30議事録が公表されました)

ところが。
細野副参事が建設委員会の説明で言ってなかったことを次々と言い出したため会場は騒然となり、怒号が飛び交い大荒れに。
すごいね。酒井区長就任以来初めて見た、こんな光景。
(あっ、ちなみに撮影録音禁止だから写真も映像もなしね)

 

[その説明とは]

細野副参事「いずれの案でも中高木とツツジは切る」

 

 

細野副参事「草地広場は給水、排水、電気設備のため陸上トラックの有無に関わらず土の盛り換え(=草地広場全体の掘り起こし)を行う」

 

細野副参事「盛り替えが必要なのは地下下水道設備の補修のため」

 

 細野副参事「バーベキューサイト実証実験を行い、前後で臭気に変化なかった」

 

[酒井区長助け舟]

細野副参事、みんなが怒ってる時にニコニコ笑いながら説明するのはなんなのかしら。不思議な感じです。
皆のあまりの剣幕に、酒井区長が「補足」として細野副参事の助け舟に出ました。

 

酒井区長「バーベキューこの前ガスボンベを使って実験した。雨が降ってたけれど公園の外側に匂いが達するということはなかったが肉や野菜を焼く煙がそこら中に立ち込めた。東京都下水道局の浄化槽施設が草地広場の下に入っている。30年経って配管とか排水施設が埋まっている。地下の東京都下水道局の下水道設備が雨漏りしている。今回を機に補修をしたいという申し出があった。草地広場を外して整備する方針」

 

ところがここで参加者が「下水道局からの要請はない」と指摘。

細野副参事が、区はもともと下を掘る計画があった、都もタイミングが合えば一緒にやらせて欲しいということになった、と訂正しました。
おいおい。

細野副参事、バーベキュー実証実験でにおいは「実験前と変わらなかった」と言いました。
参加者から、煙だけじゃなくにおいも遠くまで達していたと指摘がありました。

 

[全員一致で]

次に、参加者(定員60名を超過)が6人または7人ずつの10班に分けてテーブルのまわりに座らされていてグループディスカッションをしました。まずグループ内で各自が意見を述べ、付箋に書いて紙に貼り、意見をまとめました。
途中で何度か酒井区長が議論を覗きにきてましたが、皆意見を交わすのとまとめるのに一生懸命で、私たちの班では誰も話しかける余裕がありませんでした。
他の班はどうか知りませんが、そのあと酒井区長が自席に戻りひとり携帯をいじる姿が見られました。

 

最後に各班の代表者が発表。
全ての班の意見が300mトラック、100mコース、バーベキューサイト「不要」、草地広場はそのままに、木は切らないで!

 

 

 

 

 

 

 

 
酒井区長、冒頭あいさつで「様々な意見をいただきたい」と発言しましたが「様々な意見」は出ませんでした。

あと最初の方で皆が怒っている時さかんに「早く始めろよ!」「帰るぞ!」と怒鳴っておられた男性の参加者お2人、そのあとの発表時に見たらいなくなってました。どうなさったのかしら。

 

発表された方の発言はどなたも素敵でした。特に私が心を惹かれたのは、中野刑務所が3000人を超える区民集会を経て閉鎖され、平和の森公園が「みどりのひろばと避難場所」防災公園としてつくられた経緯と、現在の再整備をさして「区民が築きあげた結晶が根底から崩れる」とのお話で、話されたのはもと区議会議員の方のようでした。それと別の方が「木をなぜ装飾品みたいにバサバサバサバサ切ったり植えたりするのか。今ある木をどうやって活かしていくのか考えてほしい」と訴えたことでした。

 

 

[酒井区長締め]

酒井区長「300m100mについては既存の利用とぶつかるとの意見がたくさんあった。バーベキュー場、影響は今後も検討していきたい。トラック全速力で走っている人はほとんどいないという意見があった。今の利用からいくと難しい印象を持った。バーベキュー場管理されないとまずいという意見も。それは分かった。全部土を掘る必要があるのかそこはもう1回意見を受け止めて必要があるか検証する。必要がある場合も約束する緑は減らさない。ツツジは植え替えは難しい。掘る必要がある場合は補植する。タウンミーティングの前、平和の森公園暗くなってからホームレスがいるという話をした。可笑しく言ったわけではなく夜人が出入りできるところだから危険なところは改めなければ。福祉対策としてのホームレスのケアは考えている。私は走った場合膝をすぐ痛めるのでゴムチップ必要かと思ったが園路4m 走っている人と歩いている人が混在。広げる必要分ける必要があるかは受け止める。頭を使えという意見おっしゃる通り。防災公園としてのあり方はもう一度踏まえたい。今日頂いた意見は集約し私も目を通す」

 

ホームレス発言というのは9/3のこれ。10/8の平和の森公園語る会は、この9/3のタウンミーティング以来初の酒井区長が直接区民と対話する集会だったのですね。

この発言の真意を尋ねる質問が読みあげられている時、酒井区長は自席でメモを取りながら、ゆっくり首を左右に振っていました。

 

酒井区長、あなたを選挙で支持したのは、あなたの「ホームレス発言」でショックを受けるような心優しい人たちなんです。そこのところをわかっていてくださるのか、私は心配です。

 

 

 
[第2回など]

「平和の森公園再整備を語る会」は第2回が10/10(水)19時、区役所で開かれます。10/10までメールなどで意見募集中です。

平和の森公園住民訴訟は10/17に口頭弁論が入っていましたが、計画見直しが議論されているため延期になったということです。

平和の森公園に関する案はいつ区議会に出されるでしょうか。([追記]11/8(木)9:00中野区議会建設委員会で方針が示されます)

第1回平和の森公園語る会、区議では小杉一男さん(共産)いながきじゅん子さん(無所属)と元区議の浦野さとみさんが傍聴していました。私から見えない場所に他にいたかもしれませんがわかりません。

 

平和の森に詳しい方のツイートをこの記事でたくさん引用させていただきました。すみません。

 

 

 

平和の森語る会第2回のレポは下記にまとめました

 

中野刑務所を閉鎖して防災公園をつくる運動の看板

 

( r )

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