概要
中野区立歴史民俗資料館の庭園には茶室と書院、椎の巨木があるほか、わりと無造作な感じに民具などが置かれている。2020/10/23記
中野区立歴史民俗資料館
中野区立歴史民俗資料館の所在地や常設展示などについてと、2020年4月にリニューアルオープンし、新型コロナウイルスの影響で休館ののち6月に再オープンした状況は、下記記事参照。
庭園公開
中野区立歴史民俗資料館の庭園はふだん立入禁止。秋に1カ月くらい公開される。
当館敷地にある山﨑家の庭園と茶室・書院を10月1日(木)~11月1日(日)に公開します。これは天保12年(1841)に建てられ、庭園の樹齢約500年のシイノキは明治維新の折、その下で彰義隊の敗残兵が休息したと伝わります。建物内部には入れません。公開時間は午前9時~午後4時です。 pic.twitter.com/6aYeo7SRWw
— 中野区立歴史民俗資料館 (@nakano_rekimin) September 29, 2020
茶室と書院
2020年10月21日に行った。庭園にある江戸時代の木造建築。
書院と茶室。中には入れない。庭から眺める。
資料館の土地を寄贈した地元名士、山崎家についてと茶室・書院についての説明。
建築物は鑑賞するための美術品でないので、地元の茶会に貸すなど建物として使えばいいのにといつも思う。
椎の木
庭園に椎の巨木がある。
資料館の建物に寄り添うように、何本もの添え木に支えられて立っている。
樹齢500年といわれているらしい。500年前というと、戦国時代だ。
種類はツブラジイとある。
このくらいの貫禄になると、敷石が凸凹になっても根を切られずに済むようだ。小さいどんぐりがたくさん落ちている。資料館の屋根にもしきりに音を立てて落ちていた。
民具など
庭園の期間限定公開部分と資料館の建物の間の通路のような場所は通年入ることができる。昔の道具や道標などがわりと無造作に展示されている。
下は樋の類いと思われる。
隅に昭和のコンクリート製ゴミ箱が。ホース入れになっているから展示ではないようだ。
このゴミ箱の隣には、大根4000-7000本を漬けるのに用いた巨大な沢庵の漬け樽が展示されていたが、写真を撮るのを忘れた。
当館を訪問されたら、ぜひ野外展示にもご注目ください。こちらは「とうご」と呼ぶ漬物用の大だる。
— 中野区立歴史民俗資料館 (@nakano_rekimin) February 4, 2021
鷺宮にあった漬物工場で、タクアンづくりに使われていたものです。
これ一つで約4000~7000本もの大根を漬けることができました。 pic.twitter.com/9lEb9VXPIy