中野区立打越公園(再)開園(2021年2月)

🌿中野区立打越公園🌿

東京都中野区中野五丁目26。2021年2月8日(再)開園。773.81㎡。住宅街の小さい公園。幼児向け複合遊具と2連ブランコあり。トイレがないため注意。7-19時開園、夜間施錠。 2021/2/10記

場所と(再)開園の経緯

場所

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現在の打越公園の場所。JR中野駅北東400m弱(中野区HPより。赤は加筆)

現在の打越公園は、以前は中野区立打越保育園があった場所だ。中野区立打越保育園は、園舎建て替えのため、以前の打越公園があった南側隣地に移転し、中野区が進める保育園民営化の一環で、2019年2月に私立中野打越保育園となった。打越保育園の経緯は下記ブログ参照。

遊具が置かれたいきさつ

意見交換会

以前の中野区立打越保育園の土地を更地にしたあと、中野区は2019年10月に意見交換会を開き、遊具なし、トイレなし、木陰なし、ボール遊び禁止、防犯カメラ配置、門扉設置し夜間施錠という案を示した。

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2019年10月の意見交換会で示された案
説明会

意見交換会で利用者らから遊具の希望が続出し、中野区は2019年12月の説明会で、複合遊具と2連ブランコを置くとの変更を参加者に伝えた。トイレは復活しなかった。幼児のボール遊びはできるという。意見交換会の時にはあった自転車置き場は「放置自転車などの懸念」を理由に削除された。

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2019年12月の説明会で示された案
説明会配布資料

意見交換会からの変更点などが書かれている。

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遊具が置かれた詳しいいきさつは下記まとめ参照。

工事

2020年8月着工し、工期は2021年1月21日。2月8日に開園した。

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打越公園「工事完了」2月8日「供用開始」と記載された中野区HP(2021/2/9閲覧。赤は加筆)

打越公園の様子

2021年2月8日に打越公園が(再)開園したので確認にいった。写真は2月9日(樹木の一部は8日と13日)撮影。小さい公園だが、開園を楽しみに待っていた近所の親子連れらが朝から夕方まで遊びにきており、人が写り込まないよう隙をみて撮った。

遊具

複合遊具

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株式会社アネビー(渋谷区)の製品。

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2019年12月の説明会で配布された遊具図。複合遊具は細部が少し違う。

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2連ブランコ

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土系舗装

説明会で、通常のダスト舗装ではなく「クレイ舗装のうち、ぬかるみが解消され、土埃も立ちにくい工法を採用」とされていた「自由広場」(=何も置いてない場所)。

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ダスト舗装とクレイ舗装はともに土系舗装で、水はけ(透水性)がいいなど機能性に優れているのをクレイ舗装と呼ぶらしい。水はけについては、雨のあとの状態が未確認のため何ともいえない。遊具の下のゴムチップ舗装の周りが、霜柱が溶けたあと盛り上がってパリパリに固まっていたのは確認した(踏むと容易に潰れる)。

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セキュリティが厳重らしい

柵と出入口

公園は高さ約180センチの柵で囲まれている。接道する西側に出入口2箇所。意見交換会では1箇所だったのが「防犯面を考慮し」説明会では2箇所に増えた。道路に面した長さたかが20メートルかそこらの一辺に、出入口を2箇所もつくるとなぜ防犯面を考慮したことになるのかは、確認していない。公園の奥と右側の建物は中野打越保育園。

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夜間施錠の掲示と防犯カメラ

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夜間施錠なのに排除ベンチ

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打越保育園との間のゲート

施錠されている。保育園からはここを通って公園に出入りできるようだ。

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樹木

🌸桜🌸

2019年10月の意見交換会では桜を3本植えることになっていたが、同12月の説明会では「遊具の配置を考慮して」1本に減らされた。下の写真の右側の木が、その1本植えられた桜だ。

ヤマザクラ」。

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ところが園内をみると、桜っぽい木があと2本あった。おや?

「ジンダイアケボノ」。

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下の木は樹名が書いてないが、樹皮からみて桜と思われる。(追記で確認した)

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🍎小さいりんごの成る木🍎

2019年12月の説明会で、中野区職員が「いろいろな木が欲しいとの意見があり、以前の打越公園にあったモクレンハナミズキキンモクセイ、さらに小さいリンゴの成る木、どんぐりの成る木も植える」と発言していたので、小さいりんごの成る木を探したら、あった。

ヒメリンゴ」(小さいリンゴの成る木)。⬇️

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他の言及された木も探した。全部あった。

ハクモクレン」(モクレン)。⬇️

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ハナミズキ」。⬇️

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キンモクセイ」(右側)。⬇️

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「コナラ」(どんぐりの成る木)。⬇️

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このとき職員は「遊具の近くにベンチを置く。ベンチのそばに落葉樹を植える」とも発言していた。コナラは「どんぐりの成る木」と「ベンチのそばの落葉樹」を兼ねているのかもしれない。

🌳いろいろな木🌳

他にも確かに「いろいろな木」が植えられていた。

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中野区職員の言動に、時に人間味を感じることがあり、この「小さいりんごの成る木」発言もそのひとつだ。かつてここにあった中野区立打越保育園に植えられていた、さくらんぼの成る桜の木を、私が覚えているからかもしれない。以前の打越公園にあった木、いろいろな木を要望した人も、この場所に対し私と同じような感情を抱いていたのではないかと想像している。

その他

禁止看板

小さい公園なのに2箇所もある。しかも裏表の両方に禁止事項が書かれている。

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時計

中野区は公園の時計を「区で統一して選定している」。下記ブログの関係箇所参照。同じものが打越公園でも採用された。

中野サンプラザが見える△

以前の打越公園(1978年12月開園)の写真が、中野区の『中野区政の歩み 1975-1979』に掲載されており、中野サンプラザ(1973年開業)が写っている。

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現在の打越公園から中野サンプラザを撮ってみると、こんな感じ。

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追記: 開園以降の打越公園

🌸桜はやはり3本🌸

桜の数を、遊具を置くために当初予定の3本から1本に減らすという話だったが、完成した打越公園には、1本だけ残したとされる「ヤマザクラ」の他に「ジンダイアケボノ」と、樹名板がないが樹皮からみて桜と思われる木があったことを上に書いた。

2021/3/18、桜と思われる木の開花を確認⬇️ 。つまり、桜はやはり3本だった。

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ジンダイアケボノも開花していた。⬇️

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ヤマザクラの開花は3/24に確認。⬇️

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あと3/24はアーモンドが開花していて、桃か梅の花のようで私にとっては意外だった。⬇️

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3/24はこういう花も咲いていた。桜の仲間に見えなくもないが、私には分からない。⬇️

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周辺トイレの案内

トイレがないことでやはり苦情がきているのか、打越公園のフェンスに中野区による「周辺トイレのご案内」が貼られた。2021/3/18撮影。

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都会の住人にとって公園は公共であり、自分の庭のように近しい存在でもある。中野区では1万7000本の木が伐採された平和の森公園の再整備が、2018年区長選と2019年区議選、2つの選挙に少なからぬ影響を与えた。公園を軽くみてはいけない。

 

(中野非公式通信)

 

 

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