中野区教委に7年ぶり弁護士の委員(2022年12月)

東京都中野区教育委員会に7年の不在を経て弁護士の委員が復活した。同教委の委員として弁護士が新規に任命されたのは2007年以来15年ぶり。2022/12/6記

2022/11/25教育委員に平本弁護士任命

2022年11月25日、中野区議会は、田中英一委員(歯科医)の後任として平本紋子弁護士を教育委員に任命する人事に同意した。

同意第3号 中野区教育委員会委員任命の同意について

プロフィール

永野・山下・平本法律事務所(東京都新宿区)ウェブサイトのプロフィールによると、平本氏は2009年弁護士登録。

一般民事,家事(離婚・相続等),労働,企業法務のほか,
・過労死・過労自殺・労災事件(労災申請,行政訴訟,損害賠償)
・女性支援
LGBTセクシュアルマイノリティ支援
等に取り組んでおります。

とある。

経緯

背景

かつて準公選制により全国に知られた中野区教育委員会の弱体化の歴史と区民意見反映の形骸化、および推薦登録者からの選任が復活した2021年の委員任命については、下の2つのブログで伝えた。

準公選制廃止以降の委員構成の変遷

1995年の準公選制廃止のあと、区民意見反映の新たな仕組みとして導入された推薦登録制度による任命は、神山区政(計5人)と初期の田中区政(1人だけ)では行われたものの、2005年を最後に2021年まで16年間使われず形骸化した。

また、田中区政になって医師枠が固定化するとともに、各委員が1期で交代せず2期8年務めることが慣例になってしまった。つまり現在に至るまで実質的に任期8年みたいな運用になっている。

準公選制廃止以降の中野区教育委員構成の変遷は下の表の通り。(※は推薦登録制度による)

弁護士新規任命は2007年以来

1991年に当時の区長神山好市が準公選枠外で水谷彌生弁護士を任命して以来、中野区教育委員には弁護士が1人任命されることが続いていた。田中前区長も2007年3月、委員を2期務めた大塚孝子弁護士の後任として大島やよい弁護士を任命した。

しかし大島委員が2期務めたあとの2015年、田中前区長は元マラソン選手の増田明美氏を後任にした。増田委員は教科書採択で育鵬社を阻止したのち2016年に辞任、後任として2017年に大学教員(心理学)の伊藤亜矢子・現委員が任命された。

弁護士不在は7年間

酒井区長は2021年に新規の委員として渡邉仁医師の後任に村杉寛子医師、元中野区指導室長小林福太郎氏の後任として16年ぶりに推薦登録制度を用いて出版社社員岡本淳之氏を選任した。

田中前区長の側近だった田辺裕子前教育長は2018年田中落選とともに辞任、酒井区長が任命した入野貴美子・現教育長も元公務員だ。

つまり2015年から2022年までの7年間、中野区教育委員会には法律の専門家がいなかった。

12/1就任

12月1日、平本委員就任。

12/2初定例会の様子

12月2日、平本委員は教育委員会定例会に初出席した。私たちは様子を見るため傍聴にいった。

12/6区長アカウントがツイート

12/12区議会で挨拶

12/20区報に掲載

つづきの記事

(中野非公式通信) & (く)