2020年都知事選の中野区の傾向と、2019年区議選の党派別得票数グラフ更新(2020年7月)

概要

・2020年東京都知事選の中野区における傾向は、都全体の数値と比較して投票率は高め、現職小池都知事の得票率は低め、それ以外の候補の得票率は高めだった。
・2019年中野区議選の党派別得票数グラフを更新した。2020/7/6記

 

都知事

2020年7月5日実施された東京都知事選の、中野区選管(委員長: 篠国昭・前自民党区議)最終の数字は次のようだった。

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投票率

中野区55.76%(前回比2.38ポイント減)。都全体の55.00%(前回比4.73ポイント減)より少し高かった。

5位までの候補の得票数と得票率(得票率の数字は朝日新聞特設サイトより)

候補者

中野区得票数

中野区得票率

都全体得票率

小池百合子

83,070

54.23%

59.70%

宇都宮健児

25,236

16.47%

13.76%

山本太郎

18,258

11.92%

10.72%

小野泰輔

16,294

10.64%

9.99%

桜井誠

5,369

3.51%

2.92%


中野区での小池都知事の得票率は都全体より6.18パーセンテージポイント低かった。

一方、宇都宮候補は2.71ポイント、山本候補は1.20ポイント、小野候補は0.65ポイント、桜井候補は0.59ポイント、それぞれ都全体に比べて高かった。

三春充希(はる) ⭐みらい選挙プロジェクト(ツイッターアカウント@miraisyakai )さんがツイートした塗り分け地図によると、中野区は23区と多摩地区を入れた自治体の中で、桜井候補の得票率が台東区(3.64%)とともに最も高い、という恐ろしい結果となった。

 

2019年中野区議選得票数グラフ更新

宇都宮候補の中野区での得票数(25,236)が、同じく立憲と共産が応援した2018年中野区長選の酒井区長の得票数(36,758)に比べ少ないというツイートがあった。

 

区議選での各陣営得票数と比べてどうだろう、と考えたら、中野区議選の党派別得票数のグラフを、前回(2019年4月)分を入れて更新してなかったことを思い出した。友人が更新してくれた⬇️。

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友人によると、2019年の民主系得票数には国民民主党の候補者(落選)の得票が含まれるが、無所属で立候補し当選後に立憲会派に入った間ひとみ区議の分は入れていない。


2019年中野区議選での民主系と共産候補の得票数合計は、やはり3万6000強で、酒井票とだいたい同じだった。出口調査によると今回の都知事選で、立憲や共産支持者で小池知事その他に投票した人が結構いたようなので、その分が少なくなった結果宇都宮票が2万5000強になったのだろう。

 

2014年までの中野区議選の党派別得票数をグラフにした時の記事。⬇️


2019年区議選の結果、中野区議会の構成はこういうことになった。⬇️

この時(2019年5月)から現在(2020年7月)までにあった中野区議会構成の変化は、
(1) 2020年2月、河合りな厚生委員会委員(立憲)と間ひとみ建設委員会副委員長(無所属、立憲会派)が交代し河合区議が建設委員会副委員長に間区議は厚生委員に、
(2) 3月、議会運営委員会の立憲の委員が森たかゆき議員からひやま隆議員に交代、
(3) 4月「育児支援と防災緑地と平らな歩道の中野を創る会」が解散、所属の吉田、竹村両区議が無所属に(区議会控室は変更なし)、
の3点である。

 

(中野非公式通信)

 

 中野区議選関連のブログ記事。⬇️

 

 

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(2020/7/5中野区内で撮影)

 

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