新型コロナウイルス感染症の猖獗は3年目も終わりが見えない。中野通り桜まつりは3年連続で中止となった。中野駅周辺では再開発に関連し桜が少し移植された。あと中野サンプラザ解体/再開発を前区長の構想の通りに決着させた元担当者が昇進した。2022/5/16記
簡単な記事ですが、諸般の事情で更新が遅くなりました。すみません。
桜と中野サンプラザ
コロナ1年目(2020年)と2年目(2021年)の中野の桜を伝えた。
3年目も桜まつりは中止となり、中野通りの桜には今年もピンクの提灯が掛けられなかった。しかし天気が悪かったり寒かったりして、私は今年は中野通りの桜並木を撮りに行かなかった。というより、再開発の進行に気が滅入って単に気が進まなかっただけかもしれない。
桜と中野サンプラザ は撮った。コロナ禍による社会や経済の変化をまるでないことのように中野の大規模再開発は加速して、サンプラザも2024年度から解体されるため、桜に彩られたサンプラザが見られるのは再来年限りとなる。
雪と中野サンプラザ
雪と中野サンプラザはあと何回撮れるだろうか。雪がちらついた2月に桜の写真と同アングルで写真と動画を撮った。
2022/2/10降雪と中野サンプラザ(動画) pic.twitter.com/ncJczNuRue
— 中野非公式通信 🌻🕊 (@nakanocitizens) February 10, 2022
サンプラザ再開発で桜を一部移植
2022年3月、中野区北部の江原公園に中野駅北口の桜の一部が移植された。
#江原公園#中野区
— AKITOSHI KATO (@mameoleon) March 2, 2022
撤去された老木のところへ
桜が植えられました
作業員の方に聞いたら
中野駅北口の工事の為に、
こちらへ移植したとの事
一時的かどうかはわからないとのことだったので公園課へ問い合わせたところ、再移植の予定はない…との返答
ひとまずホッとした pic.twitter.com/pqij0sZ4ld
中野サンプラザ周辺再開発に伴う2021年度分の工事だ。
移植されたのはこの場所にあった桜3本。
中野サンプラザの周りには他にも桜が何本もあるんだが、それから桜以外の木もたくさんあるんだがそれはどうするんだろう。
桃も一部移植
中野駅南口も再開発が進行している。桃の木のうち3本の移植が告知された。
中野駅南口の再開発に伴い4月中旬までに移植すると告知されていたテルテモモ(照手桃)3本が移植された(画像1枚目、2022/5/26友人撮影)。5/8はまだ移植されてなかった。遅れた原因は不明。
— 中野非公式通信 🌻🕊 (@nakanocitizens) May 26, 2022
移植先は中野通り沿い歩道、マルイの向かい。植えた人の名が書かれたプレートもそのまま(2枚目、同) pic.twitter.com/o0eovubq4R
駅南も桃の木や他の木がたくさんあるけどどうするのか。
旧中野刑務所正門、その他の中野の桜
旧中野刑務所正門(中野区文化財 旧豊多摩監獄表門)。一般見学会のとき外されていた鋼矢板は元に戻っていた。
その他の場所の桜。
中野サンプラザ再開発の元担当者が昇進
昇進した石井氏は中野区のキーパーソン
今年は4月1日付で石井大輔氏が中野区企画部長に昇進した。2020年度企画部参事→企画課長、2021年度企画部構造改革担当部長、2022年度企画部長と順調な出世だ。中野区の現在を担うキーパーソンの1人と言ってもいいため、ここで紹介しておきたい。
2019年度までは都市基盤部の担当副参事/課長として、中野サンプラザの解体/再開発を、酒井への区長交代にかかわらずほぼまるっと田中前区長の構想通りに決着させた、中野区にとってはいわば功労者だ。その活躍については下記リンク先記事やまとめに詳しい。
一方、下記の小ネタも忘れがたい。
2020年度企画課長、2021年度構造改革担当部長時代には、中野区の「図書館機能」を3-5館に削減しようとした。
しかし区議会や区民から抗議が殺到した結果、3-5館という数値目標は当面削除された形になっている。検討は続いているので油断はできない。
2021/10/6中野区議会総務委員会資料
— 中野非公式通信 🌻🕊 (@nakanocitizens) October 13, 2021
中野区構造改革実行プログラムの策定についてhttps://t.co/V5o6dUd7mw
とりあえず10-20年後に図書館3-5館に削減が既成事実化されるのは避けられた。
図書館だけでなく保育園、児童館、公園等々について多くの意見が寄せられたことがこの資料によってわかる
2019年までの略歴は下記中野サンプラザ再開発の講演資料参照。
2021年までの略歴は下記ドローンのイベント資料参照。
サンプラザ解体は中野の再開発のお財布
中野サンプラザ解体/再開発で、民間デベロッパーへの売却利益は区役所建て替えの原資であって、中野駅周辺の大規模再開発のいわばお財布だ。酒井区長が2018年の選挙で「一万人アリーナ計画の全面的な見直し」を公約して当選したからって、中野区としては見直す気はさらさらなかったと思わざるを得ない。
それにしても有識者や区民が何を言っても意見は聞くだけで田中前区長の構想は変えず、結局、跡地に作るアリーナ(イベントホール)を1万人規模から7000人規模に減らしただけなのにはびっくりだった。デベロッパーもみんなが予想していた通り野村不動産を選定した。茶番だろうか。
5月22日投票の中野区長選は現職も対立候補も再開発推進のため、結果がどうなろうとサンプラザの解体される運命は決まっている。気が滅入るばかりだ。街は人が住むところで、金儲けのツール兼政争の具ではない。両者ともいい加減にしろ。